読売新聞株問題:民放連会長「単純に悪と言えない」

http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/news/20041113spn00m200008000c.html

昨日のコンプライアンスシンポジウムの印象が鮮明な中、この発言を目にしましたが、こういうことが平気で言える人は、コンプライアンス意識の低い人なんだろうな、と思います。
昨日のシンポジウムでも、コンプライアンス徹底のためには、トップの意識が重要、という話が出ていましたが、こういうトップがいては、下も、真面目にコンプライアンスに取り組もうという気にならないでしょう。「会社のため」と称して違法不当なことをすれば、「単純に悪とは言えない」などと言われて、うやむやになったり、表面上は処分しておいて裏で処遇したり、といったことが起きそうです。日本のコンプライアンスも、日暮れて道遠し、という感じです。

<北村容疑者逃走>検察から一時逃亡 大牟田4人殺し

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041113-00000085-mai-soci

大失態、という言葉がふさわしい事件です。
検事調べのために、検察庁へ被疑者を押送して来ている警察官の中には、緊張感が感じられない人がいることもありますが、「意に反して身柄を拘束されている人」なので、「隙があれば逃げるかもしれない」ということを、常に念頭に置いておく必要があるでしょう。

シンポジウム「企業の社会的責任」(その4・終わり)

昨日のシンポジウム。基調報告に関するコメントに続いて、パネルディスカッション。出席者は法務省法務総合研究所公正取引委員会、会社の法務担当者、研究者。実務の中で日頃感じていることや、具体的な事例などが紹介され、いろいろと考えさせられる内容でした。
シンポジウム終了後、早稲田大学内の大隈会館で懇親会。大隈会館は、私が学生のころ(昭和60年前後)は古い木造建築でしたが、その後、取り壊されたということで、現在は、リーガロイヤルホテルに隣接する立派な建物に生まれ変わっています。
懇親会では、早稲田大学の刑事法の教員の方々、東京大学の西田先生、早稲田大学の大学院生、その他の出席者の方々とお話しすることができ、良い刺激になりました。
その後、近くの寿司屋→高田馬場の居酒屋へ行き、そこでも、いろいろなお話が聞けて有益でした。

北村容疑者逃走:静かな地方都市に恐怖と緊張の3時間余

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041114k0000m040082000c.html

周辺住民に逃走を知らせなかったことについて、久留米署の松永康行副署長は「パニックになる恐れがあり、あえて知らせることはしなかった。そこまで危険性があるとは判断していなかった」と説明した。

警察が迅速に警戒を呼びかけず、情報が五月雨式に流れた結果、一種の「パニック」が起きたようです。
逃走中に追いつめられてどこかに立てこもるとか、そういった重大な事件に発展していた可能性も十分あり、関係者の責任は重大でしょう。

例え話

例えば、「犯罪抑止のためには、死刑制度の存置はやむをえない」という前提を承認したとしても、特定の事件の特定の被告人について、死刑判決が妥当か、やむをえないかについては、その事件、その被告人に着目して検討しないと、正しい結論は導き出せません。
この場合、前提から直ちに結論を導くためには、「裁判所の下した判断は絶対的であり批判は許されない」とか、「国民の代表者が賛成して成立した法律に基づく判断である以上、間違っているはずがない」といったことでも承認しない限り無理ですが、乱暴な話になってしまいます。
抽象論で解決できる問題もありますが、相当数の問題は、抽象論だけでは片づかず、抽象論をできるだけ具体化し、具体的な案件にあてはめつつ検討しないと正しい結論は出ないということを、改めて指摘しておきたいと思います。

読売新聞社の「株式問題調査委員会」が初会合

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041114i211.htm

顔ぶれは、整理回収機構出向経験者、元高検検事長、元地検特捜部検事などの弁護士8人と公認会計士1人の計9人。

検事長とか、元特捜部検事というと、デタラメな企業のアリバイ作り、対世間向けの隠れ蓑のために、その肩書きを利用されがちですが、大恥をかいて世間の物笑いの種にならないように、しっかり調査してほしいものです。

女性の連絡先を不正入手 国税職員を戒告処分

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20041114/fls_____detail__031.shtml

こんなことをして、戒告程度で済むとは、あきれるしかないですね。
この程度のことで確定申告書の情報が悪用されているようでは、どこでどんな形で悪用されるかわかりません。懲戒免職か、相当長期の停職処分が相当な事案だと思います。